資格

1級、2級土木の経験記述の書き方

投稿日:2017年11月25日 更新日:

出題傾向

出題範囲は①施工計画②工程管理③品質管理④安全管理⑤環境対策の5つの分野から出題されます。

1級では5つの分野のうち1問が出題され、2級では5つの分野のうち2問が出題され、そのうち1問を選択して解答します。

経験記述の配点は実地試験の4割程度を占めますので、経験記述をしっかり準備していけばその他の部分で2割とれば合格水準に達します。

すなわち十分に準備することが実地試験の合格に必要不可欠です。

受験者は皆しっかり準備してくるのでハイレベルな戦いとなります。決して試験中に文書を一から考えるようなマネはしないでください。

 

1級土木施工管理技術検定の過去の出題分野

安全管理と品質管理の出題が多いです。できれば5つの分野すべてについて事前に文書を作成しておきたいところですが、文書を作成する時間がとれない場合は安全管理・品質管理・工程管理くらいは準備しておきたいところです。

H29 安全管理

H28 安全管理

H27 品質管理

H26 安全管理

H25 品質管理

H24 工程管理

H23 安全管理

 

2級土木施工管理技術検定の過去の出題分野

安全管理、品質管理、工程管理の出題が多いです。事前に文書を作成する時間がとれなくても、安全管理・品質管理・工程管理くらいは準備しておきたいところです。

H28 安全管理 又は 品質管理

H27 品質管理 又は 工程管理

H26 安全管理 又は 工程管理

H25 品質管理 又は 安全管理

H24 品質管理 又は 環境対策

H23 工程管理 又は 環境対策

 

設問2で何を記載するのか

設問2の出題は例年次の3つです。若干変更される場合があるので変更された場合は事前に用意した文書を変化させる必要があります。

(1)①工事名発注者名工事場所工期主な工種施工量工事現場における施工管理上のあなたの立場

(2)特に留意した⑧技術的課題

(3)技術的課題を解決するために⑨検討した項目と、⑩検討理由、⑪検討内容

(4)技術的課題に対して⑫現場で実施した対応処置と⑬その評価

①~⑬までの項目にはあらかじめ配点表が作成され、この採点表に従って添削されるものと考えられます。添削者の裁量に任せてしまうとどの添削者にあたるかによって受験者間に不公平ができてしまうからです。

そこで何を、どのような配分で記載するかについて準備するのですが経験記述は事前に準備することができることもあって受験指導の学校により分析されており解答例も豊富にあります。

お勧めの準備としては、経験記述の書き方について一通り学んだあと、自分の経験と近い解答例を探し出し、自分の経験に合わせて文言を書き換えるというものです。

この場合自分の経験として何を選ぶのかですが、あまりマニアックな事は書くべきではないと考えています。

論文式試験の添削者は土木の専門家とは限りません。

添削はあらかじめ用意された配点表に記載された解答例を参考になされる可能性があります。この場合テキストに記載されているような方法ですと点数を付けることが容易ですが、テキストに記載されていないような方法ですと解答例がないため点数をつけることができない可能性があります。

従って、特殊な技術的課題や自分流の解決方法を記載したとしても点数はつかないものと考えられます。すなわち高度な技術であれば高得点が付くという考えは勘違いである可能性が高いです。

たとえば安全管理について観ると

 →現場が軟弱地盤であるために車両が横転し作業員が負傷する危険性

 →トラフィカビリティ確保のため軟弱地盤対策を検討。費用、工期の関係からサンドマット工法を採用

このように、テキストに記載されている技術的課題、対応策を記載すべきです。

敷地内の草を敷き詰めてトラフィカビリティを確保するなどテキストに記載されていない対応策は避けた方が無難です。

 

以上のように、経験記述についてはハイレベルな戦いとなるので受験指導学校の研究した経験記述の書き方を学ぶのがよいと思います。

テキストとしては以下のものお勧めします。

「スーパーテキストシリーズ1級土木施工管理技術検定試験実地試験」GET研究所

https://www.amazon.co.jp/dp/4905435862/ 

(Amazon高いですね…私は実店舗で3600円で購入しました)

経験記述の解答例が載っているため文書のイメージが掴みやすいです。またテキストを購入した人に対してインターネット上で無料動画を公開しています。

平成29年度の1級土木施工管理技術検定試験実地試験のテキストでは経験記述の書き方についての動画がありしっかりと勉強することができます。

 

2級土木施工管理技術検定試験徹底図解テキスト ナツメ社

https://www.amazon.co.jp/dp/4816362398/

このテキストにも経験記述の書き方や解答例が載っています。

-資格

執筆者:


  1. 小谷野桂子 より:

    はじめまして。
    毎日YouTube見させていただいております。私は父の土木建設会社の事務をしており2級土木施工管理の試験を受けます。現場経験も無く何もわかりません。
    山之内先生の動画はとてもわかりやすいです。学科は2年前に受かり去年免除でしたが実地がだめだったのでまた学科からです。実地の有料指導はされてないのでしょうか?女性でも頑張っている方いるのでどうにか合格したいです。

    • yamanouchi より:

      はじめまして。
      丁寧なコメントありがとうございます。返信が遅くなりすみません。
      時間がとれず指導などはできないのですが、試験自体はそれほど難しいものではないと思っています。
      実地試験は過去問が特に重要です。この試験は過去問の知識だけで合格点がとれるように作られています。
      逆に過去問以外に勉強するとなると出題範囲が特定しづらく勉強時間が必要以上に多くなってしまいます。
      過去10年間の過去問と解答を集め、それを見ながら最新の過去問を解いてみるとそれなりの点数になっていませんか?
      過去問の実地部分10年分は想像以上に少量です。1日もあれば全体像を把握できます。その知識をもって直近の過去問を見直してみれば「合格点がとれる」と実感できるはずです。
      応援しています。頑張ってください!

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